1・カワイ株の優れた効果  

2 高血圧の治療・予防

 カワイ株が動脈硬化症(高脂血症)患者に著しい効果があることは述べた。
 次いで、動脈硬化のリスクファクターの中の高血圧へのカワイ株投与効果について述べる。高血圧が長期間続くと心臓の左室の機能が低下し、血液の供給が上手く行かなくなり、左室の細胞が増殖出来なくなり、細胞が肥大化し、さらにその細胞の間に繊維細胞が入り込み、心室肥大や膜の厚化が進みその結果、冠状動脈が硬化して動脈硬化を起こしさらに細動脈硬化を起こして行く。

 ただし高血圧は長期間続かない限りそう危険ではない。

 右図14に示す如く高血圧患者19名にカワイ株死菌体粉末を60mgづつ経口投与し続けた。
 その結果、早い患者では1ヶ月で、平均的には約2〜3ヶ月で重症患者も全て安全範囲に血圧が低下した。一番遅い患者でも半年で安全圏に入った。

 このようにカワイ株死菌体粉末は高血圧に著しい効果のあることが判明した。特に重症患者により一層の効果のあることが判明した。

 又、高血圧は短期間で治癒するのは危険であり、少なくとも月単位で効果を見る必要がある。高血圧を低下させる物質はカワイ株死菌体粉末の上清区分に存在することから、多分蛋白質であろうと推定されている。

図14 参照


図14




 

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